生前準備とは
相続は血族の問題ですので、分割の協議がうまくいかないと、後々まで禍根を残しかねません。
そのため、円満に相続を終えるには、以下のような準備が大切です。
法定相続人の確認
自分の死後、誰が財産を受け継ぐのかを明確にするため、相続人になる予定の人を把握しておきましょう。
財産リストの作成
財産には不動産、現金、預貯金、有価証券、貴金属など有形無形、さまざまなものがあります。またローンなどのマイナスの財産も含まれます。それぞれをリストアップするだけでも、残された相続人にとって遺産が明確になります。
遺産分割方法の検討
自分が誰に何を相続させたいか、検討しましょう。後々、正式に遺言書を作成する際に役立ちます。
相続税対策
相続には相続税がかかります。相続税は税の中でも税率が高いので、専門家の指導を受け、残された相続人に有利になるような対策をしておくことが大切です。
遺言書の作成
相続人同士のトラブルを避けるために遺言書を作成しましょう。遺言書には、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3種類があります。